東京都のリノベーション済み中古マンション（売主：手数料無料）-Renova（リノヴァ）

歴史と文化の薫りに彩られ、水と緑に包まれた穏やかな雰囲気が漂う、都市の利便性も備えた清澄白河エリア。

「清澄白河」という地名は、もともと別々の町名に由来しています。「清澄」は、明治時代に三菱財閥の岩崎弥太郎によって整備された「清澄庭園」から、「白河」は、福島県を本拠とした白河藩・松平家の下屋敷がこの地にあったことにちなみます。この2つが1970年代に合併され、「清澄白河」という現在の名称となりました。

清澄白河周辺は、1603年の江戸開府とともに発展を遂げてきた地域で、かつては「深川」と呼ばれていました。江戸時代初期、徳川家康による町づくりの一環として、深川一帯は埋め立てが進められ、運河が整備されていきました。本マンションの北側を流れる小名木川は、隅田川と旧中川を結ぶ人工運河で、江戸城への物資輸送を担う重要な物流ルートとして機能していました。この小名木川の完成により、全国から物資が集まり、米・木材・塩などの荷揚げ場や倉庫、問屋が軒を連ね、江戸の経済や物流を支える中核エリアとして発展していきました。また、小名木川周辺は、松尾芭蕉が句を詠み、歌川広重や葛飾北斎が浮世絵を描くなど、多くの文化人に愛された場所でもあります。このように、自然と人々の暮らしが調和した静かな水辺は、文学や芸術の舞台としても深く記憶されています。

清澄庭園は、六義園や浜離宮恩賜庭園と並び、東京都指定名勝にも選ばれた文化財です。現在は都立庭園として一般公開されており、美しい景観と歴史的価値を持つ貴重な場所として親しまれています。この庭園は、明治時代を代表する「回遊式林泉庭園」と呼ばれるもので、庭の中心にある大きな池の周囲をぐるりと巡ることができる設計となっています。水辺の景色眺めながら、四季折々の自然の美しさを感じることができます。また、「名石の庭」とも称され、園内には全国各地から集められた多種多様な石が配置されています。中には珍しい模様や質感を持つ石もあり、まるで自然が創り出したアートのようで、散策しながら宝探しをするような楽しさも味わえます。園内には茶室や数寄屋造りの建物も点在しており、季節ごとのイベントや文化的な催しも開催されています。

当物件「D’グラフォート清澄白河」は、小名木川沿いに建つ、2008年2月竣工・総戸数155戸のタワーマンションです。東京メトロ半蔵門線・清澄白河駅から徒歩約6分、その他都営大江戸線・清澄白河駅、都営新宿線、菊川駅も徒歩圏内にあり、2駅3路線が利用可能です。大手町駅へは乗り換えなしで約8分、渋谷駅へも約25分と、都心へのアクセスも良好です。また、清澄白河駅周辺はバス路線も充実しており、亀戸駅や秋葉原駅などへもスムーズにアクセス可能です。さらに、半蔵門線で1駅の水天宮前駅からは、成田空港・羽田空港へのリムジンバスが運行しています。自然との調和に配慮した設計で、敷地の約70％をオープンスペースとして確保し、豊かな緑を取り入れた憩いの空間が広がります。また、27階には、お客様のおもてなしや住民同士の交流の場として利用できるスカイラウンジやゲストルームが設けられています。